レイキ法にはいろいろな系統があることは、ご存知だと思います。
その中で、臼井甕男先生が名付けられた「臼井霊気療法」の系統をつぐレイキ法には「臼井霊気療法教義五戒」という自らが示された教えがあります。
招福の秘法
萬病の霊薬
今日丈は 怒るな
心配すな
感謝して
業をはげめ
人に親切に
朝夕合掌して心に念じ口に唱えよ
これは、健康で幸福な人生をめざし、今日一日をこのように心がけて、大切に生きようという教えであるとも言われています。
この五戒を実践しようと努力されたレイキ実践者もいらっしゃると思います。
自分もそうですが、なかなかうまくいかないものです。
毎朝晩唱えて、レイキ法を実践していけば、そのうちできるようになるかもしれないと思いましたが、その気配もありませんでした。
ここで大きな勘違いをしていたことに気がついたのです。
五戒は目標ではなく健康で幸福な人生をめざす「方向」だったのです。
怒らない、心配しない、感謝をする、業(自分のすべきこと)に励む、人に親切にすることを「実行する(Do)」のではなく、そうしている「状態(Be)」に心(意識)をもっていこうということなのです。
怒るな;感情(喜怒哀楽)を表現しつづけなくてもゆるされていることを知る。
心配すな;あるがままの自分で大丈夫であることを知る。
感謝して;すでに満たされていることを知る。
業をはげめ;いまここにあることを知る。
人に親切に;自他は一体であると知る。
すなわち、心配しないようにするのではなく、心配しそうになった時に「あるがままの自分で大丈夫である」と思い出していくのです。
五戒に書いてあるように実践するのではなく、そうすることがもたらす心の状態を体験するのことがレイキとの響き合いでもあるのです。
五戒とは「私は・・・である」というレイキとの響き合いを知るアファーメーションであるかもしれません。
2011-03-04