変化とは、ものごとの状態や性質が変わること、変容とは、ものごとの様子や見かけが変わることだそうです。
自我は、変化することを嫌がります。
今の自分が消滅すると感じるからなのです。
自我は、変容することをイメージするのを好みます。
豊かになった、立派になった、自然体になった、悟ったみたいだと思われることで、すばらしい自分を感じられるからです。
大いなる意識体である自分を感じる時、そこには変化も変容も存在していません。
ずっとあり続ける自分を感じ、何かを得なくても満たされている自分にくつろいでいるからです。
浄化や思い込みをはずすことができた時、その時の解放感を評価する必要はありません。
自我が創造(想像)した「変化・変容」を受け入れる必要もないのです。
最初から「変化・変容」など存在していないのです。
心とからだに、気(愛エネルギー)が満ちていくのをただ感じるだけです。
「愛である」ことから遠ざかっていたあなたが、「愛である」ことに戻っていることを、「変わる」と観るのです。
2011-05-12