レイキ法のめざすところは、レイキと響き合うことを通して日常生活が豊かになることです。
本来私たちはレイキと響きあっているのですが、そのことを忘れた生き方をしています。
交流会に参加してレイキを体験したり、ヒーリングを受けたり、レイキマスターからレイキの回路を開いて(復活させて)もらうことで、その響き合いを思い出します。
かと言って、すぐに日常的にレイキと響きあっていける方は少ないのではないでしょうか。
その再現性を上げるために、レイキの技法というものがあるのです。
これは、自転車に乗れるようになるための補助輪に例えられることがありますね。
はじめて自転車に乗る人にとっては、倒れるという恐怖心を和らげたり、バランスの取り方をつかむのに、補助輪はとても役に立ちます。
ここで補助輪に頼りすぎて、補助輪を活用した自転車の乗り方を覚えてしまうと、いつまでたっても二輪では乗れません。
補助輪をうまく使ったカーブの曲がり方などが上達しても、本来の目標から離れるばかりです。(補助輪があるとスピードもでませんね。)
二輪で走る感覚を身につける、そのことによりひいては日常生活が豊かになるという状態こそが目標なのです。
レイキに話を戻しますと、技法を上達させることは技法なしではレイキと響き合えないということになります。
技法はレイキと響き合っている状態の再現性を高めるツールでしかありません。
再現性を高めるツールの種類や数を持ち続けることより、ツールを手放すことが大切です。
技法によりレイキとの響き合いを幾度となく体験しているうちに、技法を意識しなくなり気がつくと手放していることもあります。
これは、「技法を使わないとレイキと響き合えない自分」という思い込みがはずれたことも意味します。
2010-11-17