2011年が明けました。
今年一年の目標や願いを初詣で祈願したり、年賀状、職場でのあいさつなどで表明された方もいらっしゃることでしょう。
「願望の実現」のところで、
ことはすべてプロセスであり、愛であることが結果となるように起こる
と書きました。
ここでの「プロセス」は、愛であろうとしている一瞬一瞬の状態のことです。
一方、次のような使われ方があります。
「必要なことは起こってくる。すべてはプロセスだから宇宙を信頼して任せれば良い。」
ここで言う「プロセス」は、今は辛く苦しいと感じられることもいつか訪れる幸いへの道なのだから気にしなくてもいい、というニュアンスがあります。
自分(自我)にとって必要か不必要か、損か得か、良いか悪いかの観点です。
起こってくる「こと」に、価値観をつけているのは自我です。
起こってくる「こと」に、愛を観るのは大いなる意識です。
今の自分の状態は本当の自分ではない、けれども本当の自分へ向かっているプロセスだから許そう、自分を認めてあげよう・・・・自我はそう言います。
今の自分の状態が完璧であるならば、そこへ愛を観よう、感じてみよう・・・・・超意識(ハイヤーセルフ)はそう言います。
そこには、プロセス(過程)は、存在しません。
ずっと愛であるという結果が存在しています。
祈りとは、起こってくることに愛を観ようとする決心なのかもしれませんね。
2011-01-12