自分の内面に意識が向かうようになると、ネガティブな感情や試練と思われるような出来事が起こったと感じることがあるのではないでしょうか。
「それは、浄化が起こっているのです。」
「ネガティブな感情を手放してみましょう。」
「そのように感じる自分を認め、受け入れてあげましょう。」
このようなアドバイスは、いまの自分の状況を知るには助けになるかもしれません。
しかしアドバイスの意味するところは理解できても、それを行動にうつすのに困難を感じたり、困惑したりすることはありませんか?
行動のひとつとして、浄化や自己受容をするさまざまなワークがあります。
これもうまくいく場合といかない場合、ワークに依存してしまうこともあります。
顕在意識が現実として観ている世界では、「行動する(Do)」ことに意識が向いています。
何をいつ、どのように、どの程度するのか・・・そういったやり方を思考しはじめているのです。
手放したり、浄化したりする「こと(感情、観念)」は、どこへやればいいのだろう、どうやって消えたことを確認できるのだろうと心配さえします。
超意識(ハイヤーセルフ)の観ている世界は、「ある(Be)」ことに意識があるのです。
「愛である状態へ移行せよ」
そう語り続けています。
手放したり、浄化すべきことが自分の存在そのものにあるのではなく、物事を善悪を発端とする価値観(フィルター)で観ていた自分に気づいて欲しいのです。
浄化とは、持ち続けていると愛でいられなくなる価値観のメガネをはずすこと
受容とは、愛である目からありのままの自分を観ること
浄化や受容ができる自分になることではなくて、浄化や受容をしている自分であること。
このことを思い出せば、自分が体感できるやり方がおのずともたらされてきます。
2011-01-18