全ての物は波動でできている、ということは最近ではよく言われるようになっています。
量子力学の分野でも、物質を構成する最小単位が素粒子よりさらにあることが解明されつつあります。
この素粒子が絶えず微弱ながらも運動している状態、つまりその振動を「波動」と呼んでいます。
この「波動」を見るために、物理科学の世界ではさまざまな大規模な実験や機器の開発が行われています。
「波動」を知るためには、こういった方法以外にはないのでしょうか。
「波動を感じる」・・・これは私たちが無意識にいつも行っていることです。
ただその感じたことを思考におとしたい傾向があるため、自分を分析機器のようにしてしまい、波動が高い、波動が乱れている、いい波動を感じると評価しているのです。
これを大いなる意識の観点で観てみましょう。
ひとつの大いなる意識は、完璧、絶対、永遠であることを意識するために、分離した意識を創造(想像)しました。
この分離した意識が大いなる意識を観よう(知ろう)としている意識の動き(状態) が波動なのです。
陰陽を通して、善悪を通して、正誤を通して、さまざまな二元性が生み出すドラマでの経験をおこしているのは、この波動~完璧・絶対・永遠を感じたいという衝動~なのです。
波動とは、このように根源的で、誰もが自分の中にあるものです。
波動を感じるとは、さまざまな経験は完璧・絶対・永遠を感じるために起こっているという安心立命への気づきであり、「波動」を知ることです。
2013-09-03