「学」から「楽」へ その弐

私たちは常に大なり小なりの問題をかかえ、事態を変えようとします。

今の自分ではいけない、この環境ではいけない、あの人が変わってくれなければ・・・・・

そのためには、どうすればいいのか、どうすべきなのかと思考しはじめます。

 

結果を想定して、ストーリーを作り、行動します。

 

想定外の結果であれば、また新たなストーリーを作り、想定内の結果であってもその状態を保つためにはと、新たなストーリーを作ります。

 

こうして常に問題を生み出し続けていくのです。

 

このループを抜け出すには、どうしたら良いのでしょう。

 

それには、登山のルートを変えるように観点を変えるのです。

何かをする(Do)ことに意識をむけるのではなく、どうある(Be)かに意識を向けるのです。

今の状態を受け入れてないことが、「問題をかかえている」「事態を変えなければならない」という感じ方になっていることに気付くのです。

 

事はたんたんと起きており、それに意味づけしているのはほかならぬ自分自身であることに気付くのです。

解決すべきは、本来のリラックスした「楽」な自分から離れている状態にあることです。

 

私たちは長い間、親、学校、社会から「こうしなさい、こうなりなさい」という常識の名のもとにしつけられ、あるがままの自分でいることから離れていました。

そのことが「問題」を作り出す思い癖(観点)となっているのです。

 

自分がどうなりたいかで行動するのではなく、いま「楽」でありつづける状態の重なりが行動となっていくのです。

 

このことは、体験を通してのみ理解できます。

ここで言う理解とは、新たな知識を得ることではなく、すでに知っていたことを思い出す、あるいは思い出せなくしていた力みをはずすことです。

 

それを感じるためのものが、癒し、そしてゆるしです。

 

ヒーリングはBeの観点から行われると本来のものとなるでしょう。

2010-11-05

投稿者:

lykeion

現代レイキヒーリング協会公認レイキマスター

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